大串 ここ三人でおっぱいについて語ると長いよ
――え、でもイケタクさんはそうでもないですよね
池江 ……。
――あれ?
池江 僕はですね……ここのラインが。
大串 くびれか。
田中 くびれ推しか。
大串 好きな女優はくびれ女優か!
池江 いやぁ、僕はこういう系でいくつもりじゃなかったんですけど。
大串 大丈夫、文章になると消えるから(消しませんでした)


演出座談会 in九州産業大学
【第三部】


――演出をする上で重点を置いているポイントを教えて下さい。
池江 「sisters」は現代劇かつ会話劇。目線の送り方はしっかり意識するように    
   役者にはいつも言ってますね。僕はトーイさんとは全然違うタイプで、舞台上に   
   立っている役者さんの想像力が一番作品を面白くするんじゃないかと。悪く言う  
   と放任主義なんですけど(笑)
   今回は有志企画ということで、たくさんの良い役者さんが集まっているので   
   僕はすごく助かっています。そういった役者さんが出してくれた良い所を尊重し    
   ていかないと。
大串 じゃあ西田君(九産大他)のラップも尊重しないと。
池江 それは今回はないです(笑)

田中 少し被るんだけど、僕も役者の個性的なところを伸ばしてあげたいタイプ。
   悪く言えばクセなのかもしれないけど、お客さんから見てそれが持ち味なんだと思えるような演出をしたい。
      一つ一つの持ち味をどれだけ役者の良い面として見せられるか。それが演出の仕事なのかな、と。

大串 さっきの二人とは違って僕は役者と闘ってるというか。
   こっちから求めるものを提示してそれをまず越えてもらう。それより良いものを持って来たらそれは評価したり。
   そうした中で見つけたものが面白いものなんじゃないかと今は思ってて。
   こっちからは折れずに「できない」は言わせない。不可能はない!

   (作品は)福女とは対比させられる点としてテンポがすごく早い。
      普通にやったら2時間ぐらいの芝居を間を詰めて詰めて1時間におさめようとしているような、
   疾走感のあるテンポで見せていきたい。


――各作品の見どころを。
池江 福女は脚本のテーマが「愛」
大串 LOVE
池江 …LOVEと「狂気」。栓抜きとかですね
――灰皿とか
池江 それは凶器(笑) 愛って狂気なんじゃないかなーと。
一同 深いぃ〜。
池江 登場人物は多いけど舞台上に立っているのが基本的に二人。
   二人の会話で「愛という名の狂気」の迫力を出そうとしています。そこを見てください。
田中 九産大の「鬼心」は「和風アクション活劇」。三大学の中で唯一殺陣をやっているのが九産大だけなのでそこを押していきたい。
大串 WAK。ボクシングみたい。
田中 自分自身がWET BLANKETで身につけたアクションやキャラクターショーで培った技術を活かして、
   それを後輩に伝えていきたい。今回の公演はそのためにはいい機会かなと思う。
   観客に対しては舞台と客席がとても近い会場なので迫力のある殺陣を見せていきたいです。
大串 うちはねー・・・・・・今回テーマが「愛という名の狂気」なんだけど
田中 だだパクリw
大串 ……うちはねー、脚本の「傷は浅いぞ」は俺が選んでるんだけど、
   今のゆとり世代の女の子がどれだけ自分を汚せるかに重きを置いている。
   例えばエロいシーンでも「お客さんが引くんじゃない?」と思うのは大体女の子。そういう殻をブチ壊してほしい。
――攻めの姿勢ですか。
大串 攻撃は最大の防御なり?みたいな、女子大生がここまでやるか、っていう姿勢を見てほしいかな。

田中 うちの脚本にもト書きではっぱ隊が出てくるんだけどね、ちゃんと身につける
   葉っぱの上限を4枚にして。それをぜひ森脇にやってほしいんだけど「ダメです」って言われた。
池江 勢いを持って役に入り込めればはっぱ隊でもカッコいいんじゃないかと思います。
田中 ダメだよ森脇。
――いや見せませんよ(笑)
大串 卵を割らなきゃオムレツは作れないんだよ。
田中 ……深そうでそうでもないよねw

――他大のチラシからどんな作品のイメージを受けましたか?

田中 初めて見たときは「WE Go」だと思った
   漫画のモデルに使われる木の人形が走ってる感じ。繊細な感じを受けた。
大串 深い題材を丁寧に作ってる、みたいなね。
田中 とにかく綺麗だよね。
大串 どういうイメージで作ったの?
池江 制作さんが頑張って作ってくれました。女性性というか「オンナ」ってイメージ   
   を受けましたね。

池江 男の背中はかっこいいなーと。
大串 マリオ(下枝君)の持つ雰囲気を押し出してるの?
――最新鋭の技術で男らしさを出しました。
大串 あのポーズはシンケングリーン?
田中 本当は違うポーズをイメージして背中に刀持ってきてって指示したんだけど
   奇跡的にあのポーズに。背中に「鬼心」って書こうかとも考えたり。
   久しぶりに写真使ったけどいいねー。

池江 まずエロイ。
田中 良い意味でも悪い意味でもやらかしたなー、と(笑)
大串 ヒロインの坂牧は普通だったらアイドルになれないタイプ。注射器の中身はシリコンなんだよ。
田中 あぁ、豊胸なんだ。
大串 他のチラシと見比べてみたりしてだいぶ時間をかけた。
   当時の一番のライバルは鳥肌実のチラシ。
一同 アレかー(笑)
大串 鳥肌実を倒す、みたいな。フォントも何もかも負けてたからね (公式HPは更に強烈でした)
田中 でもまぁ、インパクトの強さはすごかったね。
大串 会場でお客さん見てると折り込みめくってる時にうちのチラシで止まるんだよ。
   皆文字読んでるとおっぱい観てるように見られるのが悪い点なのかな、と(笑)



――最後に。大学演劇を観て「活力」を与えられるとはどういうこと?
一同 どういうことってどういうこと? (すみませんw)
大串 俺たちにもこういう時代はあったなー、その時の気持ちに戻って明日からまた頑張ろう!と思えるのがベストなのかな。
   バンドとかみたいに演劇も熱さを伝えやすいツールだと思う。
池江 トーイさん良い事言った!(笑)
大串 よし!あとは頼んます(笑)
池江 大学生という若者が集団で一つのものごと取り組む姿が良いんじゃないかと。
   そして演劇は他の娯楽や芸術と違ってその場に人がいる。目の前に役者さんがいて目の前で芝居をしている。
   それを集団で作り上げるのが伝わりやすいコンテンツなんじゃないかと。
田中 見せて何か影響を与えられるってすごいことだと思う。映画何本も見たけど「明日から頑張ろう」と思えるのってなかなかない。
   そういう作品を作れるのってすごいしその現場に携われるのはとても恵まれた環境にいるってことだと思う。

――ありがとうございました。最後に一言感想をお願いします
池江 楽しかったです。起爆剤プロジェクトをやって演出があつまることで他の作品の  
   空気を感じることができました。
大串 皆違うよねー。
池江 全部違ってそれぞれに個性があって、これからが楽しみです。

田中 時間かかったね。 (2時間ぐらいかかったそうです)
大串 後半寒かった(苦笑)
田中 だけど終わってみれば楽しかった。
   やる前は「池江」さんって誰?初めて会う人とトークするの?みたいな(笑)
   でもやってよかった。
   やる前よりも多大の公演を観たくなった。良い企画だったと思う。
大串 またやりたいね。福女が終わった後にでも「感想対談」を!
池江 ちょっと恐いですけど(苦笑)
大串 何にせよね、飲みに行くついでに感想を言い合う対談みたいな感じで。

田中 ……これ(音源)流すべきだと思う。 
一同 確かに(笑) (私もそう思いますw)

――はい。今日水色だった森脇ですけど、
  話していく中で各大学の事情や作品について知ることができてお互い良い刺激になる座談会だったと思います。
  今後の練習も気合いを入れていきましょう!  (何が水色かはご想像にお任せします)

一同 ありがとうございましたー!!


田中 水色って……
池江 水色かぁ……



以上で演出座談会in九州産業大学は終わりです。
第2弾は果たしてあるのか…?!

最後まで御覧頂きありがとうございました。

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